「急ぎ」「なんとかしてほしい」というご要望に対して、
全力で取り組みます。

突発的な対応が求められる場面では、量産工場ではラインを止めることが難しく、柔軟な対応が困難です。
弊社は単品加工・小ロット生産を主力としているため、工程の合間に緊急案件を割り込ませるなど、フレキシブルな対応が可能です。

お客様の「急ぎ」「なんとかしてほしい」というご要望に対して、全力で取り組みます。
お困りの際はご相談ください。

[ CASE ]

ローダーハンドの製作・
形状変更への対応

工作機械メーカー様よりご依頼いただいた「ローダーハンド」の特注加工事例です。ローダーハンドとは、装置内でワークをつかむための部品であり、その形状や寸法はつかむ対象物によって都度異なる、いわば完全オーダーメイドの製品です。

材質は「MCナイロン(モノマーキャストナイロン)」で、3個で1セットの部品を2セット製作するという内容でした。加工はまずマシニングセンタで形状加工を行い、その後治具に取り付けた状態で旋盤にて中心の円筒部分を加工。これにより、芯の出た精密なローダーハンドに仕上げる工程です。

1回限りの製作でありながら、一発勝負の加工

この部品は、あくまでその装置専用の形状であり、リピートの可能性はほぼありません。つまり、1回限りの製作でありながら、寸法精度や装置とのマッチングが非常に重要となる一発勝負の加工となりました。

図面通りに仕上げ、納期にも間に合ったが・・・

ご依頼通りの図面と仕様に基づいて製作し、希望納期にも間に合うように納品いたしました。しかし、その後お客様よりご連絡があり、「実際のワークと形状が合わなかったため、形状を変更したい」とのご相談をいただきました。

緊急の追加工依頼

お客様からは「できれば本日中に修正した形状品物がほしい」とのご要望がありました。立ち会いの予定や動作確認にかかる時間があるため、できる限り早く手元に欲しいという状況でした。

「やってみないとわからない」に取り組む

ただし、新たに材料を手配して一から製作する時間はなく、すでに完成している製品に対しての“追加工”を行う必要がありました。
芯がすでに出ている状態の部品に対して追加で加工するのは失敗のリスクを伴います。芯ブレや形状ズレの懸念もあるため、正直なところ「やってみないと分からない」という加工ではありました。
それでも、「なんとかお願いできないか」というお客様の声に応えるかたちで、「とりあえずやってみます」とお引き受けしました。

精密な芯出しと慎重な加工で無事納品

治具に品物を1つずつ固定し、それぞれ芯ブレを細かく確認した上で、慎重に加工を進めました。旋盤を再度使用し、高精度かつ迅速に追加工を完了。当日の夕方には修正済みの製品を無事に納品することができました。

ローダーハンドの製作 1回限りの製作でありながら、一発勝負の加工 緊急の追加工依頼

他社で断られた案件こそ「なんとかする」のが私たちの強みです

お客様の「急ぎ」「なんとかしてほしい」というご要望に対して、スピード・技術力・柔軟性を活かしながら全力で取り組みます。